アメリカのAmazonのレビューが信用できなくなっちゃった話

乾燥する季節が日本にもアメリカにもやってきましたね。

私の場合、日本だろうとアメリカだろうと秋冬の夜に加湿器は必須なのですが、アメリカで加湿器難民になっています…!

こちらの事情に疎いというのもあるけど、とあることをきっかけにアメリカのAmazonのレビューが信用できなくなってしまいました。

日本のレビューとアメリカのレビューを見比べた

とあることとは、タオトロニクスの加湿器を買ったことです。

アメリカのオンラインサイトのレビューはあまり共感できないことが多い(私からしたら低品質の商品でも5スターがつきまくっていたりする)ので、他の日本人の感覚に頼りたいと思いました。

そんな背景があり、日本でもアメリカでも売っている加湿器を見つけて、日本のサイトのほうのレビューを参考にしようと思ったんです。

そこで良さそうだったのがタオトロニクスの加湿器。

今思えばレビューの評価良すぎじゃない?と思うべきでしたね。

日本はレビュアー99人で5スターとかなのであり得る感じでしたが、アメリカのサイトのほうはレビュアー1000人超えて5スターだったのでちょっと怪しいとは思っていたんだけど…。

タオトロニクスの加湿器を購入した

結局タオトロニクスのAH024という型の加湿器を購入。$50~65くらいだったと思います。日本でも同じくらいの値段でした。

レビューを参考にしたのと、パワフルで寝ている間に水が切れない大型のものという条件で選びました。

初以前小さすぎるものを買って全然効かなかった反省もあり、商品説明の欄をしっかり隅々まで読んだうえで購入。

ところが説明書には「床から1メートル以上離して、壁からは30センチ以上離して、カーペットの上で使うのはダメ、金属の上もダメ、木製の床や机の上もダメ」

…どこで使えと!?!?とりあえず私たちの寝室にはこの条件に合致する場所がなかったんです。

サイトの商品説明の欄にこのことは一切書いていなかったし、商品説明の写真の中ではこの条件にそぐわない使い方をしているんですよね…。

今のおうちは賃貸だから無理に使って壁や床を腐らせてしまっては困ると思い返品することにしました。

補足をしておくと、パワフルなミストで一晩中しっかり保湿してくれるような加湿器なので、確かに使い方を誤ったらヤバそうだなと思ったのです。(カーペットの部屋で使ってみたらカーペットがベショベショに濡れました)

そして、他の犠牲者が出ないように率直なレビューを買ったAmazonレビューに書いたのです。(他にも機能的に使いづらいところがあったのでそのへんも商品改善に使ってくれればなという思いを込めて具体的に書き込みました)

タオトロニクスから即返信が来る

そのレビューを書いた後、タオトロニクスの人からすぐさま「満足いく製品でなかったようですみませんでした。無料でちがう加湿器送るので使ってくださいね!」と英語のメールが来ました。

対応早いし何これすごい!中国のメーカーっぽい迅速すぎる対応。

今度はAH001という型のものが送られてきました。

デジタルな操作パネルがついた使いやすそうなタイプです。

見た目はこんな感じ。

さらにタオトロニクスからメールが来る

そしてこの加湿器が届いた直後これまたすぐに、「代替品どうでした!?よかったら前書いてくれた加湿器のレビューの評価上げてくれない?」とメールが来ました。

でもそれはどうしてもできませんでした…。

代替品の加湿器、微妙に複雑な形なのでいつも前後まちがえてタンクをセットしようとしてしまいます。笑

これはネタとして、

快適に使って1年保管し、今年また使おうとしたら。

タンクのフタがビクともしなくなっていたのです;

もちろんゴム手袋をつけたり熱湯をかけたりいろいろな方法を試したし、筋肉モリモリの夫と毎日何度も様々な方法で開こうと思ったのだけど、開くこと叶わず…。

日本にいた時こんな事一度もなかったけど、アメリカに来てから「開かないもしくは閉じない」ってよくあるなあ。

こんなガバガバ設計の加湿器は誰にもすすめられないよ!と思い、タオトロニクスのメールを無視すること半年以上。

この間に何度もレビューの評価を上げろと連絡が来ました。

そして約1年後。とうとう「50ドル上げるからレビューの評価上げてください」とメールが来ました。笑

どんだけ必死なんだよ!というか、そんなことに人件費使うならもっと質のいい商品作るところに力を入れなよ;と思ってしまいました。(もちろん50ドルで買収されてはいません)

こんな風に買収されてしまう人なんてたくさんいるんだろうな…。レビューなんてあてにならないなあ…。と悲しくなりました。

タオトロニクスの全商品を試したわけではないのでここの商品がすべてよくないとは限らないけど、一消費者の体験として書かせてもらいました。少なくともここの商品のレビューには要注意です;

そして同じようなことしてる会社ごまんとあると思うのでレビューが多いのに評価が良すぎるときは要注意です。(そもそも日本でもどの国でもそのくらい気をつけるのが当然と思っているよ~という方もいると思いますが)

英語ネイティブならなんとなく文章の雰囲気から気づけることもあるのかもしれないけど、私にはまだ難しいなあと思いました。

ネガティブな話でしたが、参考になると嬉しいです。