アメリカの産婦人科にかかった話。どんなふうに診察するの!?

こんにちは!

アメリカで病院に行くのって最初はハードルが高いと思いますが、産婦人科だとなおさらじゃないでしょうか?

今回はわたしがアメリカで産婦人科にかかった話を体験談として書こうと思います。(先に言っておくと妊娠出産系ではありません;)

また、私がいつもアメリカで病院にかかるときにやっていることも一緒に書くのでどなたかの参考になると嬉しいです。

もちろん、あくまでも私の話なので各病院、各地域によって内容は異なることをご了承くださいね。

厳密にはファミリードクター訪問

日本とアメリカの制度が違うので上手にタイトルを書けなかったのですが、厳密に言うと「産婦人科領域で異常を感じたのでファミリードクターに会いに行った時の話」です。

カンジダに感染していたのですが症状が落ち着いてから2週間ほど異常を感じていたので、場所が場所なだけに怖くなり検査だけでも受けたいと思い、このときのファミリードクターに予約をしたのでした。

ちなみにカンジダ自体は日本でもなったことがあったので、不便ではありますが慌てることはなかったです。

日本で処方された錠剤とアメリカで購入したMiconazoleという市販の塗り薬で治まりました。

からだのどこかに異常があればまずファミリードクターに会いに行くことを考えると、やはり女性のファミリードクターを選んでおいてよかったです。

といっても、医師不足の病院では選択できないこともあるようです。(私も実は自分に最も近い体の構造をしているであろうアジア人の先生を選択したのですが実際には中東系の研修医さんがわたしのファミドクになりました)

病院にかかる前の事前準備

病院の予約を取る

まずはファミリードクターにアポを取ります。

私は英語ネイティブではないので出来ればオンライン予約に頼りたいところですが、病院に行きたいときって大体なるべく早く訪れたい状態ですよね。。

私の言っている病院の場合ですが、オンライン予約だと大抵2週間後しか空いていません

そんな先だともう既に治ってるか悪化して大変なことになっているかのどっちかじゃん…って思う。笑

ので、運よく近くの日が開いていない場合は直接病院に電話をします。こっちの方が直近の予約が取れるのです。

今回は土日入れて5日後の予約を取ることができました。医師を指定しない場合は当日の空きがある場合も。

自分の症状を英語でまとめる

これは日本で病院にかかるときも頭の中でくらいはまとめておく情報ではありますが、アメリカだと言葉の壁もあるので事前に以下の情報をスマホや紙に書き留めておきます。

・症状

・いつから

・原因かもしれない出来事

・使用した薬

特に今回は婦人科にかかるので月経や子宮頸がんの検査に関することなど伝えるべき情報が多かったです。
例えば以下のようなことを思い出したり調べなおしたりして書き留めておきました。

・最後の月経

・最後の月経の異常の有無

・子宮頸がん検査を最後に受けたのはいつか

・おりものの様子

こういうことは日本語で聞かれたらすぐに答えられますが、例えば専門職でない限りは、日常生活で「子宮頸がん」とか「おりもの」なんていう英単語を耳にすることはあまりないですよね。

いざ先生に会ったときにそれらに関する質問をされても何のことを言っているかわからない…とならないよう、先回りして頭に入れるなり紙に書くなりする必要があると思っています。

こういうときのためにインタープリターがいると思うけど、産婦人科系の話なので見知らぬ日本人には話しづらいし、専門用語以外はわかるのでインタープリターを間に入れると逆に医師とのコミュニケーションがスムーズにいかない経験があったので使用しませんでした。

医師に症状の詳細を送っておく

外から見える傷や風邪など、単純な症状の場合は上記までやってそのメモを片手に医師に会うこともあります。

ただし今回は生理周期のことや2週間以上の期間の中で症状が変わっているということもあり、時系列及び箇条書きにして訪問前日に先生にメールで送っておきました。

手間がかかりますが、これをしておくと診察がスムーズに進むのでおすすめの方法です。

その他専門用語を調べておく

グーグル翻訳で産婦人科に関する英単語をいくつか調べておきます。先生がその言葉を使用した時に理解するためと、自分のことを説明するときに使うかもしれないからです。

例えば今回は子宮はuterus、抗真菌薬antifungal、カンジダcandidaなど。グーグル翻訳のアプリで調べておくと履歴が並ぶのでそのまま診察時専用の辞書のようになって便利です。

あと翻訳以外にブラウザで「産婦人科 専門用語 英語」などと調べるのもおすすめです。

”子宮頸がん検査”は翻訳だと”cervical cancer test”と出ますが、実際は”pap test”などと呼ばれているのだと教えてくれていたサイトがありました。

そしてそのおかげで実際に私の先生は診察中にその言葉を使ったのですが、即座に理解することができました。

病院に行く

いよいよ病院の予約日。

先生に会ったときに「先にメールでまとめて送ってくれたからあなたの大体の状態を先に知れてすごくよかったです」と言われました。たとえネイティブ同士だとしても、先に文章にまとめて送っておいた方が親切ですよね。

先生には最後の月経の様子と家族に子宮まわりのがん患者がいるか?という質問をされました。

わたしはそこで先生に産婦人科医を紹介され、「そこで検査受けてね」って言われると思ったのですが、このファミリードクター自ら検査をしてくれるそうです。

尿と細胞を採取する検査と触診をすることになりました。

アメリカの診察室

わたしはこれまで健康診断や付き添いも含めて4つの病院に行ったことがありますが、どこも医師と患者が1つのこのような部屋に入って診察をします。

私の場合だけど日本だと先生がずっと同じ部屋にいて患者が診察の時にだけ入り、検査や採決の時は看護師と別の部屋に移動するっていうパターンが多かったです。あとはカーテンで仕切られただけの診察室も多くて周りに会話の内容が聞こえるので話しづらかったことを思い出します。

しっかりドアが閉じる部屋なのでプライバシーが守られるし、リラックスできます。採血や予防接種も看護師さん自らこの部屋に来てくれるからラク。

細胞採取や触診をすることになり、先生に「下着を脱いでこの布をかけて座っていてね」と言われました。

アメリカの産婦人科

この布っていうのが大きさも質感もテーブルクロスでちょっと面白い。

また、着替える前後は先生は席を外してくれるのでご安心を。

アメリカの診察室のドア

さらに誤って誰かが入ってきたときのためにか、ドアの周りをカーテンで覆った状態にしてくれます。

いよいよ検査が始まります。

四角い診察台の横から足を置くホルダーのようなものが出てきました。(手動)

そこにかかとを置いて、「カエルの脚をイメージ体勢になってね」と先生に言われます。

アメリカの産婦人科

先生はさっきのテーブルクロスの中に手を入れるような状態で、綿棒での細胞採取と触診をしてくれました。

全然痛くはなかったし10分程度で検査は終了しました。そして感染症の恐れはなくすでにほぼ回復しているとのことでした。

検査結果については、もし異常があれば電話するけど何もなければ電話しないよ~というスタンスでした。

今回の気づき

・事前準備はノンネイティブにとっては重要。

・やっぱり辞書や翻訳アプリだけでは足りない

・ファミリードクターはいろいろなことができる

どなたかの参考に、少しでもなったらうれしいです。

ここまで読んでくださりありがとうございました~!